ホークスファンの私にとって、2020年の日本シリーズはいい年であったが、日本プロ野球にとっては、プロ野球ファンにとっても今後はどうなるんだろうと考えさせられました。
昔は2リーグ制であっても、テレビ局も新聞もあたかも1リーグ制のような扱いで、パリーグは非常に影が薄かった。
オールスターでは、セリーグには負けられないという、パリーグの選手の勢いが功を奏し、「人気のセ、実力のパ」なんていう言葉が生まれた。
しかし昨年の日本シリーズを見ると、選手たちの頑張りだけでは埋められない何かがあるものと思います。
パリーグは、二リーグ制、プレイオフなど先陣を切って試してきた。そして指名打者制も。これが短期決戦におけるセ・パの差を作ってしまったように思います。
どうしても、セリーグは打撃も守備もこなす選手しか試合に出られなくなり、そのような選手が求められてしまった。これに対しパリーグは打撃抜群だけど守備は下手、打撃はそうでもないが守備が抜群、時には足が速いだけの選手でも、試合で活躍することができます。
大学入試を連想させられます。五教科まんべんなく点数を取る必要のある国立大学、得意な科目が三教科、あるいは小論文だけでも入学できる私立大学を思わせます。私の偏見かもしれませんが、卒業後に面白いことをやってのけるのは、私立大学出身者が多いような気がします。
今はコロナが蔓延しており、なかなか外出ができないでいます。いろいろな意見がありますが、コロナが去ったあとしっかりと経緯を分析し、次の危機に備えてもらいたいと思います。
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